『もう一つの桶狭間』
偉大なる従軍記者が語る織田信長の戦略と行動
井上 力 著 |
講談社出版サービスセンター 刊 |
平成12年1月20日(1版) |
評 価 |
著者・井上
力氏は、1937年大阪生まれ。大阪大学法学部卒。電機メーカー勤務を経て、中小企業診断士・社会労務士。『もう一つの鎌倉時代―藤原定家・太田牛一の系譜』『もう一つの鎌倉物語―平塚雷鳥は間違っていた』『もう一つの大河―太安万侶・太田牛一、大いに語る』など。 本書は、「信長は本当に奇襲で勝ったのか?いまだ仮説でしかない「桶狭間の合戦」の全容―。そのすべてを家臣・太田牛一の遺した『信長公記』が語っていた。誰も読み取れなかった「桶狭間の真実」がここにある。天下布武への第一歩でありながら、今なおその全てがよくわかっていない「桶狭間の合戦」から440年を経て、市井の史眼によって初めて明かされた驚異の全貌。
基本的には太田牛一『信長公記』を根本史料として、それに『甫庵信長記』『武功夜話』などを交えて桶狭間合戦を再検証しようというもの。 そのような情況なので、すぐに読むことに苦痛を覚え、最後まで読み切ることはできなかった。 |