日本の苗字ベスト10000

 別冊歴史読本 (64号)

村山 忠重、陣原 折郎 著

新人物往来社 刊

2001年1月(1版)
260ページ 1,500円

評 価
★★

著者・村山 忠重氏は、1958年鹿児島県揖宿郡山川町生まれ、熊本県、八代工業高等専門学校卒業、主に熊本県水俣市で育ち、現在は八代市に居住、趣味 : 自転車、洋楽等。サイト「苗字館」の管理人。

著者・陣原 折郎氏は、1950年福岡県生まれ。法政大学卒業。埼玉県在住。

本書は、「電話帳ソフト「写録宝夢巣(シャーロックホームズ)」の九千数百万件をサンプルデータとした苗字ランキング。1万位までのランキングと主要苗字の全国分布、県別の上位200の苗字などを紹介。」というもの。

その名のとおり、苗字が人口の多い順で10,000列挙されている。基本的にはそれだけの内容であり、さらなる分析などはほとんど無い。そう言った意味では無味乾燥とした本である。

なお、「苗字あれこれ」と題してコラム(陣原 折郎氏)があり、興味深い内容もある。

 ・姓氏研究の第一人者・丹羽基二博士によれば、日本の苗字は27万余。

 ・一般市民が苗字を持つようになったのは、明治八年の太政官布告。

 ・佐藤姓は、平安中期の豪族・藤原秀郷の五代目の子孫がおこり。

 ・渡辺姓は、大阪市中央区久太郎町四丁目渡辺の地名がおこり。
 

 

ところで、私の苗字はかなり珍しいものであるが、案の定10,000位までには入っていなかった。

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