戦国武将・あの人の「その後」

「関ヶ原」「本能寺」…事件が変えた男たちの運命

日本博学倶楽部 著

PHP研究所 刊

2002年9月17日(初版) 552円
244ページ

評 価
★★★

本書は、
織田信長・豊臣秀吉・徳川家康といった英雄を中心に、個性的な人物がキラ星のごとく活躍した戦国時代。3人のバトンタッチによる天下統一のサクセスストーリーは、小説やテレビドラマに何度となく描かれたが、「脇役」的に登場する武将たちについては、「あれ、あの人はその後どうなった?」と考え込んでしまうことが多い。 たとえば桶狭間の合戦で、織田信長に討たれた東海の雄・今川義元。かれには立派な息子がいたのだが、その後はどんな人生を歩んだのか。あるいは関ヶ原の合戦で、徳川家康の目の前を敵中突破で駆け抜けた島津義弘。それだけ挑戦的な態度をとりながら、改易・減封を免れた理由とは……本書は、そんな素朴な疑問にお答えするオモシロ歴史読み物である。 将軍足利義昭から武田信玄、上杉謙信、さらには信長の正室・濃姫や春日局まで、戦国という変転極まりない時代状況のなかで、人生の明暗を分けた人々のエピソード満載の一冊。文庫書き下ろし。
というもの。

PHP文庫の一冊で、同様の書籍は多く見られる。

一般向けで、気軽に読むための知識書なので、著名な戦国武将がメインで扱われ、題材も面白いものばかりで、飽きることなく通読することができよう。

史料分析をどこまで行っているのかは不明だが、ひとまずは信用しても良い書き振りにはなっている。

  戻る

城と古戦場

inserted by FC2 system