『木曽楢川村の民俗』

 

楢川村教育委員会 編

楢川村教育委員会 刊

昭和47年4月15日初版
252+194ページ

評 価
★★★

楢川村(ならかわむら)は、長野県中部に位置していた木曽郡の村。2005年4月1日、塩尻市に編入合併した。村内の国道19号沿いに「是より南 木曽路」の碑があり、中山道の宿場として、贄川宿と奈良井宿があった(『Wikipedia』)。

 

たまたま入手した書籍で、2分冊から成る。

楢川村と言えば、奈良井宿が有名だが、信州の山城の中でも、特出した比高・立地(奥地)である贄川城(標高1,760m、比高780m。”木曾義仲の隠れ城”、登山に4時間かかるという日本屈指の山城)が存在する木曽の要衝であった。しかし、現在は塩尻に編入され、その地名を失いつつあるようだ。

本書は、その山村の風土・伝統・民俗を網羅的に記した、貴重な一冊である。こういった地方の文化を伝承する意義は、極めて高いと言わなければならない。

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城と古戦場

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