『戸隠譚』

歴史と伝説
 

宮沢嘉穂 著

戸隠史説研究会  刊

昭和39年8月10日初版
198ページ 500円(九版)

評 価
★★★

著者宮沢嘉穂氏の略歴は判然としない。

しかしながら、そのお孫さんと思料される方のブログによれば、宮澤家戸隠神社聚長である宮澤豊穂氏がその子であり、新編を執筆中らしい。

本書については、
戸隠に関する本といいますと、「戸隠譚(とがくしものがたり、1964年、昭和38年出版。)」という宮澤嘉穂(よしほ)さんが書いた本が、長年有名でした。すでにお分かりかとは思いますが、今度は私のおじいさんです。
ただこちらの本、現在は残念ながら絶版になっているのとその後の研究によりさらに明らかになったものがあったりでよりいろいろな角度から、より体系的にまとめられた本があればなあという声が近年高まっております。
と記されている。

宮澤家は、一族で複数の専門書を執筆しているらしく、一流の家柄なのであろう。

戸隠は長野県の山深くに位置し、古くから信仰の地となっている。また、今では戸隠そばが有名である。

 

この地を概観した一冊であり、大変ノスタルジックな書籍である。昭和を懐古できる愛蔵書だ。

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