『かながわの城』
三津木 國輝 著 |
かもめ文庫 刊 |
1993年9月3日(初版) |
評 価 |
三津木 國輝氏は、昭和8年小田原市生まれ。郷土史家。小田原市飯泉在住。著書に『小田原合戦物語』『小田原城秘話』『小田原の道祖神』など。 本書は、「今も城郭の姿をとどめる小田原城はじめ、かつての名城・古城の跡を訪ねて戦国武将の栄枯盛衰を偲ぶ歴史紀行。」というもの。 神奈川県の城砦のみが採り上げられており、河村新城、河村城、松田城、春日山城、岩原城、沼田城、北条幻庵居館、徳川家康陣所、小田原城、石垣山一夜城、真田城、岡崎城、大庭城、玉縄城、住吉城、新井城、三崎城、浦賀城、衣笠城、六浦藩陣屋、小机城、茅ヶ崎城、津久井城、荻野山中藩陣屋、波多野城などが掲載されている。通説的な城跡説明文と写真が載せられている。 文庫本サイズであり、文書も平素な書き振りなので、携帯するには便利かも知れない。しかし、『日本城郭大系』を持っていれば、本書にそれ以上の事は求められない。 著者曰く、 |