小幡陣屋

小幡陣屋(群馬県甘楽郡甘楽町小幡)は、上信電鉄福島駅の西南3km、雄川の東岸に築かれた。

最初は国峯の重臣・熊井戸正満の屋敷跡で、天正十八年(1590)奥平信昌の所領となった(『日本城郭大系』)。
元和元年(1615)、徳川家康から茶料二万石(上州小幡)を与えられた織田信雄は、藪中剣中という庭師に七年を費やして庭園を造らせた(『日本城郭大系』)。

寛永十九年(1642)、三代信昌のとき小幡陣屋を完成させた(『城址案内板』)。

信雄から六代目の信邦は山県大弐の事件に連座して明和四年(1767)、出羽国天童に移され、松平(奥平)忠恒が替わった(『日本城郭大系』)。

陣屋(藩邸)及び庭園跡は現在復元工事中。陣屋周辺には武家屋敷や古い町並みが残り、付近の崇福寺に織田氏7代の墓が残る。

(参考サイト・北の城塞

  

(【左写真】中小路跡に残る武家屋敷。【右写真】喰い違い郭虎口。武家屋敷に残る。

 

(【左写真】城下町の古い町並み。【右写真】楽山園。只今、復元工事中。

崇福寺に残る織田氏七代の墓。手前の信雄から七代続く。


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