本多重次館
-城山-
城山(茨城県取手市井野台)は、現在の取手駅北側の丘陵地にあった城館。 徳川家康の重臣・本多重次が使用したという(『日本城郭大系』)。 重次は、猛将として鳴らし「鬼作左」の通称で呼ばれた。規律に厳格で、主人である家康にも度々苦言を呈したが、これが原因で晩年に蟄居させられ、この地に居住したという。 館跡は、JRの線路に面した丘の上に位置したとされ、「城山観音」(花蔵院)付近が跡地。周辺は今でも入り組んだ地形で、その要害性を窺わせるが、何ら遺構は残っていない。 |
(【左写真】城山観音。遺構は無いがここに本多重次が住んだのだろう。【右写真】跡地からの眺望。眺めは良い。)
(城跡遠望)
(2010年1月3日訪問)