唐津城
唐津城(佐賀県唐津市東城内)は慶長十三年(1608)に完成した平山城。 城を築いた寺沢志摩守広高は豊臣秀吉の側近で、築城には名護屋城の解体資材を用いたといわれている(『城址案内板』)。 城は本丸・二の丸・三の丸・外曲輪に分かれ、本丸には天守台、二の丸には藩主の住居と藩庁があり、三の丸にはほとんどの藩士が住み、外曲輪には町人が居住し町奉行がおかれていた(『城址案内板』)。 城には寺沢氏以後は代々譜代の大久保・松平・土井・水野・小笠原の諸氏が入城した。寺沢氏の十二万三千石ではじまり、廃藩前は六万石。 城跡は風光明媚な景勝の地にあり、五層の模擬天守も周囲に馴染んでいた。 |
(【左写真】模擬天守。【右写真】二ノ曲輪。)
(【左写真】二ノ曲輪からの眺望(奥には虹の松原が見える)。【右写真】二ノ門外堀(二の丸と三の丸を区画した。)
(【左写真】二ノ丸御住居石垣(藩主の住居と藩庁がおかれていた)【右写真】復元三ノ丸辰巳櫓(三の丸の東南隅に築かれた)
(大手虎口)
(2010年1月18日訪問)