蓮池城
戦国時代は小曲城・小田城とよばれた。 蓮池城(佐賀県佐賀市蓮池町蓮池)は、応永三十四年(1427)、小田直光が蓮池に土着して築いたと伝わる。 しかし、小田氏は天正一年(1573)、龍造寺隆信により滅ぼされた。一時は、隆信の弟・長信が城代となる。 その後、国主が龍造寺氏から鍋島氏に替わると、佐賀城を本拠として支城を廃止。元和の一国一城令で取り壊された。鍋島勝茂の三男直澄が、寛永十六年(1639)に蓮池に館を構えて、佐賀藩支藩の蓮池藩の初代藩主となった(小学館『名城をゆく』)。 城跡は蓮池公園となり、堀の一部が僅かに残るのみであった。 |
(陣屋堀跡。周辺はのどかな公園となっている。)
(2010年1月19日訪問)