平福陣屋
平福陣屋(兵庫県佐用郡佐用町平福) 寛永十七年(1640)、利神城廃城後の平福は、松平氏5000石の旗本領として代官支配となります。 天保六年(1835)に起こった出石藩の仙石騒動に連座して、翌年幕府領になりますが、文久三年(1863)、旧領のうち2500石が松平氏に復し、明治維新まで続きます。 陣屋門は代官陣屋の表門として、文久三年の旧領戻りに際して建てられたと考えられ、棟の端には元知元年(1864)製の鬼瓦が残されています。 明治以後、改変も受けていますが、陣屋跡に現存する唯一の建築物です(『現地案内板』)。 |
(現存する陣屋門)
(2010年3月31日訪問)