名島城
名島城(福岡県福岡市東区名島) 天正十六年(1588)、九州を平定した豊臣秀吉は、この地に城を築くよう小早川隆景に命じ、名島城を九州守護の拠点としました。慶長五年(1600)には福岡藩初代藩主黒田長政が入城しましたが、福岡城の築城に伴い廃城となりました(『城址案内板』より)。 現在は名島神社となっております。 小早川隆景他、名立たる武将が居城したにも関わらず、遺構はほとんどありません。福岡城築城の際に石垣や櫓などを建築資材としたためのようです。福岡城内に残る名島門や崇福寺に残る唐門などからかつての雄姿を思い浮かべるのみです。 |
(【左写真】本丸城址碑【右写真】隅櫓跡(北西隅の突き出した曲輪上にある)
(【左写真】唐門(崇福寺内に移築)【右写真】福岡城名島門(かつては名島城の脇門であったが、福岡城内に移築された)
(2010年6月3日訪問)