秋月城

秋月城(福岡県朝倉市秋月野鳥)は、筑後川支流の野鳥川を発する筑紫山脈系の古処山の麓にある。

現在は秋月中学校の敷地が入っているが、東の山裾には当初の山城・古処山城跡があり、鎌倉時代より秋月氏が山城と麓の居館で四百年の歴史を保っていた。山城は江戸時代に黒田氏が破却し、堀跡しか窺われない。寛永元年(1624)黒田長政の三男長興が五万石で入部して秋月藩をひらき、山麓の陣屋を整備した。戦国時代旧秋月氏の遺領である(『図説・日本名城集(学研)』)。

城というより陣屋である。九州諸大名による争奪戦が繰り広げられた古処山城を訪れたかったのですが、さすがに標高800m級の登山は断念して、麓の秋月城を訪れました。
城跡は秋月中学校となっており、周囲に古びた石垣が良く残ります。筑前の小京都と呼ばれる城下町の雰囲気を堪能しました。

 

 

(【左写真】秋月中学校に残る石垣。【右写真】水堀跡と瓦坂(坂を通って大手門に至る)

  

(【左写真】秋月城長屋門(裏手門として使用されていた)【右写真】登城道の杉の馬場(新緑の桜並木が心地よい)

(城下町の面影を良く残す)

  (2010年6月3日訪問)

 

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城と古戦場 

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