竹中氏陣屋

岩手城、岩手陣屋、竹中陣屋とも。

竹中氏陣屋(岐阜県不破郡垂井町岩手)は、戦国時代を代表する軍師・竹中半兵衛重治の嫡男・竹中重門が築いた陣屋。一般には、天正十六年(1588)の創建とされる。

竹中重治没後、竹中重門は関ヶ原の役には徳川家康に味方し、五千石を安堵され恩賞を賜り旗本となった。
この頃、菩提山城を下り、ここに陣屋を構え領地を支配した(『城址案内板』)。

現存する木造白壁塗りの櫓門、やや破損している門扉・門を入って正面にある目隠し石垣・濠などが当時の面影を留めている(『城址案内板』)。

竹中重門は、林羅山に師事し、晩年の寛永八年(1631)豊臣秀吉の伝記、『豊鑑』を著した人物でもある。
跡地は岩手小学校・保育園によって破壊されているが、北側の一部に櫓門・石垣・堀が残る。陣跡とはいえ、戦国末期の創建のためか、厳重な縄張りが為されており、城郭そのものといった様相であった。


(跡地の航空写真)

  

(【左写真】竹中半兵衛銅像 【右写真】櫓門跡 )

  

(【左写真】めかくし石垣〔櫓門内の正面にある〕 【右写真】水堀と石垣跡 )

 

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