上山城
上山城(★★ 山形県上山市元城内)は、天文四年(1535)伊達氏の手から高楯城を奪還した武衛義忠が、ここ天神森に新たに築城して上山城(別名月岡城)と称したと伝えられる。 戦国時代の上山は最上氏の被領下にあったと見られ、置賜地方を領する伊達氏や、下っては上杉氏との領界の境目の城として防衛の最前線の基地となっていた。 城跡は神社や模擬天守が建ち、僅かに土塁や空堀跡が残るのみ。城跡付近に紫衣事件で上山に配流された沢庵が過ごした春雨庵が復元されていて興味深い。 |
(【左写真】なかなかすごい形の模擬天守。【右写真】本丸土塁。)
(【左写真】本丸は月岡神社となっている。【右写真】本丸虎口。)
(【左写真】本丸(左)と二の丸を隔てる空堀。【右写真】本丸(右側)と二の丸の空堀跡。)
(【左写真】二の丸(公園となっている。【右写真】春雨庵(沢庵が三年間過ごした)
(2009年2月28日訪問)