大門宿本陣表門
大門宿脇本陣表門(埼玉県さいたま市緑区)は、大門宿に築かれた表門。 この宿場は、江戸時代、徳川将軍が江戸から日光への参拝を行う際に敷設された日光御成街道の脇街道に設けられたもので、安永五年(1776)徳川家治のために建立されたという。現在の「大門」の地名はこれに由来している。 市指定有形文化財(建造物)に昭和47年 4月19日指定され、大門宿脇本陣表門一棟が現存している。長屋門、寄棟造、茅葺、「立隠れ」があり、桁行16.000m、梁間4.600mの大きさで個人の所有物である(『埼玉県資料』)。 東川口から浦和へ向かう交通量の多い道沿いにある。ひっそりとしているが、江戸時代中期の建築物が残っているのは貴重であろう。 |
(大門宿脇本陣表門)
(2012年3月10日訪問)