日向 松尾城
松尾城(★★ 宮崎県延岡市松山町字松山)は南は五ケ瀬川に臨み、北には高平山(405m)を負う自然の丘地を城取りしたもので、東方には松山町に本東寺・松山神社などの丘地があり、西には五ケ瀬川の支流の小川が北から南に流れており、巡らすに湿田をもってする要害で、土持宣綱が文安元年(1443)から築城にかかり三年にして成り、西階城からここに移った。 城は東の丸と中の丸、西の丸の三区に分かれており、国道218号の小峰橋の東側袂付近から登り道がある(『日本城郭大系』)。 五ヶ瀬川北岸の丘陵が城跡である。曲輪群の一角に土持氏記念碑が建つが、私有地の畑になっている箇所が多く、藪化も激しいので遺構は明瞭ではない。本東寺脇に登城道があるが、寺の麓に車を停めて歩いて登城する方が無難。 |
(【左写真】曲輪跡(土持氏の記念碑があるが、藪化が激しい)【右写真】堀切跡)
(【左写真】曲輪跡?(城址の多くが畑地となっており、どこまでが遺構かわからない…)【右写真】登城道から城址遠景)
(2011年10月4日訪問)