佐土原城
佐土原城(さどわら・★★宮崎県宮崎市佐土原町上田島字追手)は伊東氏の一族田島氏が創築した城である。 『旧事集書』によれば、この城は田島左近太夫休助が築城したもので、伊東義門の臣・角隈石宗が縄張りしたと伝えられている。休助死後に都於郡城の伊東氏が城を乗っ取り伊東義門の隠居城とした。天文五年(1536)、伊東義祐が伊東家の領主となった時、都於郡城が兵火にかかっていたので、義祐はこの城に入ったが、翌年に火災で城中が焼失したため宮崎城に入った。 伊東義祐が栄華を誇った城ですが、ここも夢の跡です。金箔瓦が出土したくらい豪華だったらしいです。鶴松館(復元御殿)の正面左脇に登城道がある。空堀・土塁・天守台等の遺構が残る。 |
(【左写真】天守台跡(発掘調査で古絵図の位置に天守台跡を確認)【右写真】本丸跡(広い曲輪を掘り下げた道などで分割している)
(【左写真】本丸枡形虎口跡。【右写真】堀切(深さは5m近くあった)
(山麓に復元された御殿・鶴松館)
(2011年10月5日訪問)