反町館

反町館跡(★★ 群馬県太田市新田反町町字要害)は、江田館跡と共に太田市を代表する館跡で、大規模な堀や、土塁が残されています。

土塁は基底部で1013m、高さ46mあり、堀は幅1020mあります(ただし東側の堀は道路改修の際に拡張されたものです)。館跡の平面形は凸字形で、南側で約120m、北側で約73mあり、東西両側に「折」を持っています。出入口は南東角と西の二箇所にありました。
築造は、鎌倉時代から南北朝時代と推定されます。その後、戦国時代になって三重の堀を巡らす城郭に拡張されたと考えられます。
新田義貞がここに移り住み、その後、大館氏明、新田義興、矢内時英が住んだという伝承もあります。天正十八年(
1590)、豊臣秀吉の北条攻めで廃城したと伝えられます(『城址案内板』)。

館跡は照明寺となっているが、土塁・水堀が良好に残る。

 

  

  (【左写真】現在は照明寺となっている。【右写真】城址碑。)

 

  (【左写真】土塁が良好に残る。【右写真】水堀。)

 

  (2011年12月16日訪問)

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城と古戦場 

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