虎御前山城

虎御前山城(★★★ 滋賀県長浜市中野町)

戦国時代、姉川合戦で破れた浅井氏は小谷城に籠城。織田信長は小谷の眼前にまで迫り、虎御前山に砦を構え最前線基地とした。

砦は元亀三年(1572)八月中には完成をみたようで、かなり大規模な普請であったことが窺える。羽柴藤吉郎(のちの豊臣秀吉)が城番に任命されている(『城址案内板』)。

虎御前山教育キャンプ場の駐車場に登城道がある。遺構が良好に残り、織田信長や秀吉が眺めていたであろう景色を臨み、感慨深いものがあった。

 

 

 (【左写真】主郭に建つ織田信長陣地跡の碑。【右写真】主郭からの眺望(左奥に小谷城があるが、見通しが悪い)

 

 (【左写真】主郭近くの堀秀政砦跡。【右写真】横堀跡。)

 

 (【左写真】犬走り。【右写真】滝川一益陣地跡(名だたる武将の陣地跡が並ぶ)

 

 (【左写真】竪堀跡(画像右下に掘り下げられている)【右写真】長桝形虎口。)

 

 (【左写真】堀切跡。【右写真】城址遠景。)

 

  (2012年5月26日訪問)

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城と古戦場 

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