蔵王堂城

蔵王堂城(ざおうどう★★ 新潟県長岡市西蔵王)

この地はもと股倉ととなえ王神を祭っていたが、いつの頃か権現と習合して蔵王権現と称した。戦国の世となりこの地に築城されて蔵王堂城と称した。

南北両勢力の争点となって常に戦乱の地となった。元和二年蔵王堂城主となった堀直寄は信濃川流域の変化による水禍のため城が危険となっているので長岡の地に移転しようと計画し実行に着手した。
しかし完成しないうちに村上へ国替えとなった。かわって元和四年牧野忠成が城主となり堀直寄のあとをうけて長岡城を完成。蔵王堂城を廃城とし城下町を長岡の地に移した(『城址碑文』より抜粋)

城跡は安禅寺となり、主郭部に堀や土塁の遺構が残る。

 

 

城跡碑

本丸土塁跡碑

本丸を囲う水堀跡

  (2014年6月4日訪問)

 

戻る

城と古戦場 

inserted by FC2 system