伊江グスク
伊江グスク(☆標高172m、沖縄県国頭郡伊江村東江上城山) 伊江島の城山は、この島全体を見渡すことができ、”グスク”(城)と呼ばれている。 戦乱があったという伝説もなく、原始・古代・近世の航海の目当てにできる岩であることから、信仰の対象としての性格が強いのではないかという(『日本城郭大系』)。 城山の中腹には御嶽(みたけ)があって、昔は白骨が累々としていたという(『南島風土記』)。 沖縄本島からでも非常に目立つ形の山である。特段の遺構は見られないようだが古代より島民の心の拠り所となるような山であったのだろう。 |
(伊江島の遠望。中央の突起した山が伊江グスクである。)
(2014年8月25日訪問)