和井田氏屋敷

和井田氏屋敷(★★埼玉県八潮市大字八條1377番地1)

和井田家は、十七世紀中期に大坂より当地に移り住んだと伝承され、延宝期(1673-1680)以来、代々名主職を世襲した名主大惣代だった。
中世以来の土豪と思われ、屋敷の周囲には、構え堀を巡らし、屋敷森に囲まれた近世期の散村の景観を遺している(『現地説明板』)。

現在でも主屋、長屋門、書院、庭園が残っており、主屋などの建築年代は江戸時代中期とみられている(『現地説明板』)。

付近には小櫃民館との地名が伝わり、宅地・山林、自然堤防から成って、堀が残り、戦国末期の創設とされる(『埼玉の中世城館跡』)。

大きな森が屋敷跡となっており、国指定の重要文化財である建築物が残っています。しかし閉鎖されており見学はできませんでした。周囲には掘跡が残っており、中世土豪の屋敷跡として貴重です。

(参考サイト『儀一の城館旅』『犬と武士』『帝國博物学協会城郭研究部』)

 

  

 (【左写真】現地説明板【右写真】屋敷の遠望。かなりの広さである。)

 

 (【左写真】この建築物は新しいもの。中に江戸時代の主屋が残る。【右写真】周囲には掘跡が囲んでいる。)

  (2015年1月13日訪問)

 

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