小沢氏屋敷

小沢氏屋敷(★埼玉県八潮市西袋)

戦国末期に創建された屋敷跡で、「西袋幕口」ともいい、宅地、自然堤防となっている(『埼玉の中世城館跡』)。

西袋を開発したのは小沢家初代の作右衛門重録で、豊臣家家臣だったが、慶長年間ここに土着した。
小澤家墓地内には、小沢重録が明暦二年
(1656)建立した観音堂(木造観音菩薩像100躯が安置)があって、再建を経て大切に伝承されている。
また、小沢平右衛門豊功の「西袋陣屋」に関する記録が残っている(『八潮市史』)。

現在でも子孫の方が屋敷を構えており、周囲には水掘が名残りを留めている。しかし近隣は幼稚園であり、不審者扱いされないように配慮が必要である。

(参考サイト『儀一の城館旅』『犬と武士』『帝國博物学協会城郭研究部』)

 

 (水掘が見られる。どこまで時代を遡るのか不明だが貴重な遺構と言えよう。)

(屋敷の向かいには「おざわスイミングスクール」がある。一族なのであろうか?)

  (2015年1月13日訪問)

 

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