西宝珠花陣屋

西宝珠花陣屋(★埼玉県春日部市西宝珠花字陣屋)

『埼玉県市町村誌』には「陣屋遺跡」として掲載され、種別は「集落跡」、時期は「古墳後期、奈良、平安」とし、昭和398月に町の教育委員会が発掘調査を行ったという。

『埼玉の中世城館跡』によれば、創建時期未詳の陣屋で、現在は宅地・畑・台地から成り、堀が残存していたとする。

付近には陣屋の字名が残っているが現在遺構は確認できず、陣屋の詳細も不明である。

宝珠花(ほうしゅばな)は江戸川に面して河岸として栄えた集落である。
ネットの情報によれば愛宕神社の辺りが陣屋跡地だという。宝珠花集落は昔から宝珠花神社を鎮守としていたが、町が大きくなると火災が多くなったため「火之迦具土神」を火伏せの神として勧請したと伝わるらしい。

(参考サイト『儀一の城館旅』『帝國博物学協会城郭研究部』『道楽の部屋』)

 

   

 (【左写真】愛宕神社。跡地とされる。付近は陣屋の字名をもつ。【右写真】西宝珠花の町並み

  (2015年1月20日訪問)

 

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