下香取神社西遺跡

下香取神社西遺跡(★埼玉県北葛飾郡松伏町築比地香取)

『埼玉の中世城館跡』によれば、戦国末期の創建で、宅地・畑、台地から成り、所在地を築比地香取769に特定している。堀・井戸が残っていたという。

築比地(つきひじ)の地は古くから人々が住んでいた丘陵地で、台地上には現在20箇所の埋蔵文化財包蔵地(遺跡が存在するエリア)が存在している。下香取神社西遺跡、前田遺跡などは古墳時代の遺跡だとされる(『松伏町資料』)。

下香取神社一帯が跡地のようだが、表面観察できるものは見られない。

この遺跡が『埼玉の中世城館跡』になぜ城館跡(戦国末期の堀・井戸)として掲載されているのかは不明である。鎌倉時代13世紀中頃から所領とした鎌倉幕府執権北条氏の一門・金沢氏の館に由来する遺跡の可能性もあろうか。

 

 

 (【左写真】下香取神社。付近が遺跡のあった場所。【右写真】神社前の庚申塔群。)

(現地説明板)

  (2015年1月21日訪問)

 

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