久下塚氏館（くげづか★埼玉県加須市久下）

『埼玉の中世城館跡』（第２版）によれば、鎌倉時代の館で、「久下200」を所在地とし、現況は宅地、自然堤防とする。

同第１版では『埼玉県史２・３』を出典とする。

久下塚氏は児玉郡北堀村字久下塚（本庄市）から興った一族で、武蔵七党児玉党に属した。
『吾妻鑑』に「貞永二年正月三日、久下掾（久下塚）源内・同三郎」、『武蔵七党系図』に「久下塚本太郎親弘」との記載が見られる。この久下塚本太郎親弘が本庄から加須へ移って館を築いたと伝承されている。しかし詳細な事跡は分からないらしい。

「久下」との地名が残っているが、遺構などは一切見られない。

（参考サイト『城跡ほっつき歩き』『儀一の城館旅』）