井沼堀の内
井沼堀の内(★埼玉県蓮田市井沼) 『埼玉の中世城館跡』(第2版)によれば、室町時代の館で、「井沼774-4」を所在地とし、現況は宅地・山林、台地、遺構は堀・土塁とする。 『新編武蔵風土記稿』には「土手 村の中程を云う、この地は東西北の三方に堀あるいは土手跡ありて、いにしえの塁跡と見えたり。当村に佐藤内蔵助というもの在りしと、もしこれらの住せし所にや、内蔵助は村民斧右衛門が先祖なりしと云えど、確かなることは詳にせず」と記されている。 久伊豆神社と南側の藪が跡地とされる。林の中には土塁が残るとされているが、訪問時は藪がひどく踏査は不可能であった。 (参考サイト『帝國博物学協会城郭研究部』) |
(【左写真】久伊豆神社の入口。左奥の藪が堀の内という。【右写真】堀の内。土塁が残るとされるが藪がひどくて入れない。)
(久伊豆神社。ここも堀の内の一部なのであろうか?)
(2015/8/22訪問)