馬場堀の内
馬場堀の内(★埼玉県蓮田市黒浜) 『埼玉の中世城館跡』(第2版)によれば、室町時代の館で、「黒浜馬場」を所在地とし、現況は宅地・山林、・畑、台地、遺構は無しとする。「野口氏館」の別名があるとする。 野口氏は、当村に多く存し、古代以来の居住者。当村出身の出稼衆・野口多門は岩槻落城後、帰農したという(『埼玉苗字辞典』)。 また村内には中野氏館があり、『岩槻巷談』には「中野氏は天正十八年太田氏房と同じく小田原へ籠城し、小田原落去の後、黒浜村へ来たりて竹内・野口と同じく民間に居り、其子孫農夫と成、今に相続す。黒浜郷の内に中野という地名は其屋敷跡と言伝う」と記されている。 『新編武蔵風土記稿』には当村の地名として「馬場・堀の内」を紹介しているが、詳細は記載されていない。 付近は宅地、田畑であって、その場所も特定できない。 (参考サイト『城跡ほっつき歩き』) |
(付近は宅地、田畑であって、堀の内は特定できない。)
(2015/8/22訪問)