玉城城

玉城城(★★★ 南城市玉城字玉城城原)

この城は、別名アマツヅ城とも称され、築城年代や歴代の城主についてはさだかではない。『島尻郡誌』では、「アマミキヨが築いた城であるとの伝説があって、城主はアマミキヨの子孫即ち、天孫子であったと伝う」と記述している。

 城跡は、一の郭、二の郭、三の郭の三つの郭からなる段階状の山城で天然の要害の地に築かれている。城壁は一の郭のみよく原型ををとどめていて、二の郭と三の郭の城壁は、戦後、米軍基地建設の骨材用として持ち去られ、現在根石がかろうじて残っているにすぎない。

 一の郭は、東北東に自然岩をくり抜いた城門を構え、城内には「天つぎあまつぎの御嶽」(神名「アガル御イベ、ツレル御イベ」)が祀られている(『城址案内板』より)。

登城口から頂上まで階段で登ることができ、絶景が望める。

 

 

(【左写真】城址碑。【右写真】一の郭には祭壇のようなものが残る。)

 

(【左写真】一の郭城壁。【右写真】自然岩をくり抜いた城門。)

(城址からの眺め。)

 

  (2016/1/10訪問)

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城と古戦場 

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