永田陣屋

永田陣屋(土屋陣屋、伊奈陣屋とも★埼玉県さいたま市西区土屋)

『埼玉の中世城館跡』(第2版)は、戦国末期の陣屋跡で、「土屋5」を所在地とし、現況は宅地、自然堤防で、遺構は堀ほぼ全周と記している。

同1版(『埼玉の城館跡』)は、築城年代を江戸時代(慶長18年)、城主伊奈忠治とし、「土塁なし、空堀不明。水堀はよく残存している。」と記す。

徳川家康家臣で関東郡代・伊奈忠次が設けた陣屋で、永田氏が拝領したものだとされる(『現地説明板』)。

現地は永田家となって、水堀が良好に残っている。江戸時代後期の創建とされる長屋門、築地塀も見られる。中世の景観が残る貴重な史跡である。

 

(『埼玉の城館跡』より。)

 

(【左写真】長屋門と築地塀。貴重な建造物。【右写真】水堀がよく残っている。

 

  (2016/1/3訪問)

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