砂陣屋

砂陣屋(★埼玉県さいたま市見沼区東大宮)

『埼玉の中世城館跡』(第2版)は、戦国末期の陣屋跡で、「東大宮1-11」を所在地とし、現状は宅地・畑、台地で、遺構は無いと記している。

同1版(『埼玉の城館跡』)は、築造安土桃山時代(天正18年)、西尾吉次、「山田宅に槍・刀・古文書等残存、徳川氏の関東入国に際し、西尾氏は5千石を賜り、この地に陣屋を置いた」と記している(『新編武蔵風土記稿』『武蔵国郡村誌』『寛政重修諸家譜』)。

また遺構は無く、「砂根津山」を所在地とし、平地で、形態・面積は不明で、私有地(山田氏ほか)になっていたという。

現在は宅地化されて跡地を特定することはできない。付近に「砂神社」が祀られているのみである。これは陣屋の鬼門に位置するのだろうか?また隣接する八雲神社には樹齢600年のけやきが樹勢豊かである。

 

  

(『埼玉の中世城館跡』より。)

 

(【左写真】陣屋跡地。遺構は無い。【右写真】砂神社。村の鎮守だったものか。

 

(【左写真】の大ケヤキ。樹齢600年という。【右写真】ここだけ説明板があった。 

 

  (2016/1/3訪問)

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