陣馬山烽火台

陣馬山烽火台(★ 東京都八王子市上恩方町(陣馬山))

陣馬山の名は「武田信玄がここに陣馬を置いたため」と伝承されているが、『津久井郡勢誌』は、津久井郡内の烽火台の一つとして、ここをあげている。

 八王子市恩方町案下から和田峠を越えて、藤野佐野川に通ずる道は、古くから甲斐への間道として知られている。和田峠は武相の境にあり、この峠から南方尾根伝いに15分ほど登ると標高857mの陣馬山に達する。

 山頂は、東西50m、南北150mにわたって景信山烽火台同様、三段の平坦面が広がっており、四周の眺望をさえぎるものはない。

 現在、陣馬山はハイキングコースの拠点となっており、頂上の平坦面には茶店が並んでいる。現状からは遺構などは求むべくもない。なお、地元には烽火台の伝承はない(『日本城郭大系』より)。

陣馬山は人気の登山コースとなっており、遺構はないが眺望は極めて良好。

 

頂上部分(眺望は良好で、四方を望める)

 

2016/7/10訪問)

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城と古戦場 

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