箕輪Ⅱ遺跡

箕輪Ⅱ遺跡(三輪氏館とも★埼玉県上尾市平方)

『埼玉の中世城館跡』は、戦国末期の館跡で、「平方箕輪2362」を所在地とし、現状は宅地・工場・畑、台地で、遺構は井戸、崖面削平と記している。

平方字箕輪(みのわ)はかつて「三輪」と書いたらしい。『埼玉苗字辞典』には「足立郡平方村字三輪(上尾市)はミノワと註し、平方村は三輪庄を唱える。」とある。

『新編武蔵風土記稿』平方村条に

「小名三輪は、三輪庄司と云もの住し所なりと云ふ。三輪庄の唱へはこれより起れるにやつまびらかならず。小名上に吾妻坂あり、吾妻左衛門と云もの住せし所なりといへり。馬蹄寺、昔当所に吾妻左衛門是好と云る者あり、其伯父なりける三輪庄司好光と云ものゝ為に草庵を建て、馬蹄庵と号す」

と記されている。

県立上尾橘高等学校北側が跡地である。住宅地となって遺構は確認できない。

(参考サイト・儀一の城館旅

 

(『埼玉の中世城館跡』掲載地図。14-11は「箕輪Ⅱ遺跡」、14-12は「宿北Ⅱ遺跡」)

舌状台地が下っていく立地になっている。 

 

  (2016/9/23訪問)

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