浜崎陣屋

浜崎陣屋(★埼玉県朝霞市浜崎4)

『埼玉の中世城館跡』(第2版)は、年代未詳の陣屋で、「浜崎峡(はけ)」を所在地とし、現状は畑、台地で、遺構は無しと記している。「ジンヤ」との地名が伝わっている。

付近は古代からの集落地で「人部・峡遺跡」「中道・中道下遺跡」「西久保・宮山遺跡」などが確認されている。ただ陣屋に関する出土は無いらしい。

室町時代の僧侶・道興は、その紀行文『廻国雑記』(文明十八 (1486) 年)で、「武蔵野の末に浜崎といへる里侍り」と記し、「武蔵野をわけつゝゆけば浜崎の里とはきけど立つ波もなし」(浜崎の里と云えども立つ波は無かった)と詠っている。

現地はJR武蔵野線の南側とされるが、陣屋のそれらしい面影は皆無である。

参考サイト:城郭図鑑

 

遺構をうかがうことはできない。)

 

  (2016/12/22訪問)

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