志木陣場
志木陣場(★埼玉県志木市本町6) 『埼玉の中世城館跡』『日本城郭大系』に記載は無い。 『志木市史』には、天文四年(1535)上杉謙信が北条氏康を侵略した際の伝承として、「本町六丁目の「陣場」という小名は、謙信が布陣した場所ともいわれ、また、大正の頃まで同じ地内に「休み塚」と呼ばれた小さな塚があり、こちらは寄せ手の大将が本陣を設け休憩したという伝承がある。」と記している。 『新編武蔵風土記稿』にも同様の記述がある。 志木市HPには「小ばけ(小崖・本町6丁目)の南側の畑地の中に、大正の頃まで休み塚があり、総大将の直井山城守が本陣を設け休憩した場所だったと伝えられる」と記されている。 現地は住宅地となっており、「陣場」の名を冠したアパートがある程度で、何の遺構も見られない。 |
(陣場との地名だけが遺されている。)
(2016/12/22訪問)