宿遺跡
宿遺跡(★埼玉県志木市上宗岡2-8) 『埼玉の中世城館跡』(第2版)には記載がない。 『志木市史』は、「平成元年、はじめて考古学的発掘が試みられ、中世以前にさかのぼるとみられる堀の遺構が確認された。遺跡は水田の中にあり、もともと細長く続く深みがあることが、農業を営む人々の間で知られていた。三本の溝状の遺構が検出できた。鎌倉街道にも近く、宿のほぼ中心部に位置していること、佃の地域にも近いことなどを考慮してみると、中世の領主の館の堀であったと考えても不自然ではない」と記している。 また「水田での農作業がはじまる前に、遺構は元通りに埋め戻された」という。 現地は耕作地となっている。表面上に堀状の地形が見られるが遺構なのであろうか? |
(堀らしき地形。遺構かは不明。)
(2016/12/22訪問)