水ヶ江城
水ヶ江城(みずがえ・佐賀県佐賀市中の館町)は、戦国の猛将・龍造寺隆信が出生した城。 文明年間(1469〜87)、当時この地方の豪族であった龍造寺康家が築城した。そして、本城の村中城(後の佐賀城)を後継者の家和に譲り、水ヶ江城に隠居する。 龍造寺氏は天文十三年(1544)、小弐氏の攻撃を受け、謀略によって当主・家兼以下ほとんどの将兵が戦死してしまった。出家していた隆信が還俗して龍造寺氏を継ぎ、戦国大名として台頭する。水ヶ江城は隆信の弟の長信が居城とし、多久家として続いた(『名城をゆく(小学館)』)。 龍造寺隆信生誕地の碑が建つ隆信公園周辺が城跡であるが、遺構は何もない。 |
(龍造寺隆信生誕地の碑)
(2010年1月19日訪問)