茂呂城

茂呂城(★ 群馬県伊勢崎市美茂呂)は、広瀬川東岸に築かれ、金山方が占領して根岸三河が置かれ、天正十八年(1590)廃城という。

広瀬川寄りの退魔寺の所が本丸で60m×100m、虎口は東面だけで、西北角に櫓台があったらしい。二の丸はその東側にあり、東南と北に虎口が設けられていた。北の[おくら]という所が三の丸で、堀切を隔てて北郭が付き、西北端には角馬出しがあった。東に広い総郭があり、上の山は70m×50mの台で、その東側から南に続く空堀は幅15mで、よく残っていたという(『日本城郭大系』)。

現在は退魔寺となっており、遺構は残っていないようである。

 

  (城址の退魔寺)

 

  (2011年12月16日訪問)

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城と古戦場 

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