横山城
横山城(★★★ 滋賀県長浜市堀部町)は、長浜市と米原市の境界をなす横山丘陵(一名臥竜山)の最高所(標高312m)を中心に三方の尾根にY字状に遺構が配置されている。 その主な施設は、四十ヶ所以上の曲輪からなり、いたるところに土塁・堀切・竪堀などの防御施設が設けられており、その機能は堅固で典型的な戦闘用の山城であったといえよう(『城址案内板』)。 この城は、当初京極氏の支城として築かれたと言われ、その後、六角氏と浅井氏との対立激化にともないそれぞれの前進基地として争奪が行なわれ、浅井氏の勢力が拡大したことにより浅井氏の南進基地として役割を果たした。 日吉神社に登城道があり、20~30分程度で頂上まで辿り着ける。遺構も良好に残り、頂上からの眺望も素晴らしい。 |
(現地案内板)
(主郭跡)
(【左写真】主郭から姉川(中央)と小谷城(正面奥)を眺める。【右写真】曲輪跡)
(【左写真】虎口跡【右写真】土塁跡)
(【左写真】二重堀切跡(手前と奥に堀切が連なる)【右写真】城址遠景)
(2012年5月26日訪問)