安芸 高山城

高山城(★★ 広島県三原市本郷町本郷)

鎌倉時代の初期、小早川四代・小早川茂平が築城。一四〇〇年頃、大火に遭う。毛利元就の三男が竹原小早川の養子となり、小早川隆景を名乗る。
天文二十年(
1551)年、本家沼田の小早川をも継ぎ、高山城へ入る。翌年、十七代小早川隆景、本城を新高山へ移す。
築城してからこの間、沼田小早川惣家の本城として三五〇年間。永禄十年(
1567)、三原城を築き始め、天正九年(1582)、隆景、三原城に移る。
九つの曲輪と多くの出丸を持ち、中央の低地を挟んで、二つの連郭式縄張の山城である。高さ一九一m、広さ四一万㎡、全国でも五指に入る規模(『現地案内板』)。

城址北東の搦手に登城口と案内板がある。厳しい登山を30分程経ると本丸に辿り着く。かもう片方のイワオ丸等の曲輪群は、今回は省略した。遺構はそれなりに残るが、藪化が激しいので曲輪の判別が困難な場所があった。

 

 

 

 (【左写真】本丸跡。【右写真】本丸に僅かに残る石垣。)

 

 (【左写真】本丸脇の堀跡。【右写真】二の丸跡。)

 (城址遠景。連郭式となっており、右が本丸。)

 

  (2011年9月10日訪問)

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