福島正則陣跡
関ケ原の戦い

福島正則陣跡(岐阜県不破郡関ヶ原町松尾)

東軍の先鋒となった福島正則(約六千人)は、ここで南天満山の宇喜多隊と対陣した。
一番鉄砲の功名を
井伊直政隊に横取りされるや、正則自ら鉄砲隊を指揮して、宇喜多隊に一斉射撃を浴びせるなか、一進一退の攻防戦が続いた。
首取りで手柄を立てた家臣・可児才蔵が、家康の称賛を受けたと伝わる(『現地案内板』)。

陣跡にある宮大杉は、関ヶ原合戦図屏風にも描かれていて、樹齢は八百年余りと推定されている(『現地案内板』)。


戦国時代の猛将・福島正則だが、この関ヶ原合戦が最後の勇戦だったように感じる。大阪の陣では家康に牽制され、晩年は改易、信濃
上高井郡に幽閉されている。

関ヶ原は、未だ福島が福島らしかった最後のいくさと言えるかも知れない。

(跡地の航空写真)

 

福島正則陣跡碑

宮大杉(陣跡碑の背後にある)

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